流下式塩田の仕組み
流下式塩田について(りゅうかしきえんでん)

 流下式塩田は
昭和20年代後半から入浜式塩田に替わって導入され、昭和46年まで使われた。
 流下式塩田は、入浜式塩田を転用し、つくられた。塩田の表面に粘土を張り、ゆるい傾斜をつけ流下盤とし、その上に海水を流し太陽熱により水分を蒸発させ、海水を濃縮する。
 さらに、竹の枝を組んだ枝条架(しじょうか)の上から滴下させ(何回も行う)、風力によって蒸発して鹹水(かんすい)を取る方法であった。(下図参照)
濃縮台(流下盤)写真(上) 枝条架写真(上)

流下式塩田で採かんされる仕組みは以下のとおり。

■海水が海からポンプアップされ、「給水樋」を通って塩田に運ばれる。

■塩田では海水は最初緩やかな傾斜を持つ「流下盤」に流入され、その上を緩やかに流れる間に太陽熱によって水分が蒸発し濃縮される。
この工程を2回行う。

■流下盤で濃縮された海水は、枝条架(しじょうか)の上から滴下され、風によって水分が蒸発しいっそう濃縮され、かん水となる。

 この流下式塩田は入浜式塩田のように大量の砂を動かす必要も無くなって労働が楽になり、年間の稼働日数も多く取れるようになったので、塩の生産量は2.5〜3倍と大幅に増加した。
流下式塩田風景写真(上)
鳴門塩業株式会社
戻 る 参考資料:徳島県郷土文化会館  民族文化財集「鳴門の塩」より
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