鳴門塩業株式会社は鳴門の海水を原料に塩を作っている会社です。

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塩づくり

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いにしえより受け継がれる、塩づくりの精神。
環境に配慮した設備。
そんな当社のこだわりをご紹介します。

製造工程

業務用塩製造工程略図

業務用塩製造工程略図


業務用塩製造工程の概略

  • ①原料(海水)
    ①原料(海水)
    四国東北端、徳島県鳴門市撫養町。 淡路島を臨む鳴門海峡は、”うずしお”で名高い清澄な海です。激しい海流によって外洋の海水が流入し、あるいは流出し、新鮮な海水がつねに出入りする、透明で青い海。この美しい海の水を使っています。
  • ②砂ろ過(2回行う)21基
    ②砂ろ過(2回行う)21基
    取水した海水を砂によるろ過を行う工程です。海水は二段階で精密ろ過されて水道水質基準(濁度2度以下)の10倍程度清澄な海水になります。海水中の目に見える物質はこの工程で除かれています。
  • ③採かん工程(膜濃縮製塩法)20槽
    ③採かん工程(膜濃縮製塩法)20槽
    海水を膜で濾すと、濃い海水(かん水)になって取り出されます。 この膜を通すときに電気の力を借ります。
  • ④かん水貯蔵11基他
    ④かん水貯蔵11基他
    現在では砂ろ過した後、濃縮膜を通して、濃い塩水(かん水)を作ります。このようなタンクにかん水は保管されています。
  • ⑤せんごう工程(蒸発結晶缶) 外側加熱型6缶薄膜流下型1缶
    ⑤せんごう工程(蒸発結晶缶) 外側加熱型6缶 薄膜流下型1缶
    かん水に熱を加え水分を蒸発させ、塩の結晶を作る為の設備です。真空式と呼ばれる蒸発結晶缶を利用し、気圧が下がると沸点も下がることを利用して、塩を結晶化させる方式をとっています。
  • ⑥脱水工程(遠心分離機)
    ⑥脱水工程(遠心分離機)
    蒸発缶で得られた塩の結晶と苦汁(にがり汁)を分離し、高品質の塩を作る装置です。塩種によって装置も異なります。
  • ⑦乾燥工程(乾燥機) 流動型1機振動型1機
    ⑦乾燥工程(乾燥機) 流動型1機 振動型1機
    食塩や特級精製塩など、塩をサラサラの状態にするために用います。
  • ⑧包装工程
    ⑧包装工程
    塩種ごとや、詰める袋の種類により包装機器が違います。上の画像は食塩の包装を行っている工程です。工程は衛生面も考慮し、人の手が触れないように自動で行われます。
  • ⑨積みつけ
    ⑨積みつけ
    出来上がった製品をパレットに積んで行く作業です。ロボットにより、早く正確なパレット積みを行っています。
  • ⑩製品保管
    ⑩製品保管
    最終製品は、パレットに乗せられたあと、塩種ごとに倉庫に保管されます。

その他の工程及び設備

  • 中央制御室
    中央制御室
    製造工程を見守る集中制御センター。鳴門塩業の品質管理は万全の体制です。集中コントロールによる近代的設備によって、ボイラー、採かん工程(濃い塩水を取り出す)、せんごう工程(かん水を炊いて塩の結晶にする)などを徹底監視することにより、質の高い塩製品を生み出しています。
  • 品質管理室
    品質管理室
    製品の検査や品質保持に関する業務を主体に、よりお客様に喜んでいただける製品、より社会に役立つ商品を目指して、お客様や自然環境を大切にする立場から研究開発に努めています。
  • ボイラー
    ボイラー
    ボイラーは石炭焚きで大きな設備です。発電量は11,500KWで工場設備の使用電気ほとんどをまかなっています。現在の採かん技術はイオン交換膜を用いた海水濃縮に使用することで大量の電気エネルギーを消費します。この電気はボイラーからの蒸気で自家発電しそのタービン背圧蒸気を利用して多重効用缶(かん水を炊く真空蒸発缶)の熱エネルギーとして供給します。
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