醤油造り見学
2015/04/01

鳴門塩業の塩は、家庭用や食品工業用として使われるのはもちろんのこと、医療用や一般工業用などさまざまな分野で使われています。
食用としては、お醤油などを作るのに使われると言う事は、皆さんよくご存知だと思います。
でもどうやってお醤油が作られているかを見る機会はあまりないのではないでしょうか。
そこで今回は「春キャベツとイカの醤油炒め」のレシピで使った福寿醤油の工場に伺い、鳴門塩業の塩がどのように使われて、お醤油はどうやって作られるのかを犬伏まりさんのレポートでご紹介したいと思います。
こんにちは。犬伏まりです。
今回は鳴門塩業との所縁も古い醤油の醸造元「福寿醤油株式会社」を訪ねました。
鳴門市大麻町にある福寿醤油は、創業189年。
昔ながらの建屋から歴史の古さと伝統が伺えます。
(写真2枚目)
醤油の原料は大豆、塩、小麦。
蒸し煮した大豆と煎り砕いた小麦に種麹を加えて、温度と湿度管理された麹室で3日間丁寧にかき混ぜ「醤油麹」を作ります。
手揉みは1日に2~3回。
丁寧に繰り返されるこの作業によって、質の良い「醤油麹」が出来上がるのです。
(写真3枚目)
特別に触らせてもらった麹は、人肌くらいの熱を持っていて、手で触れるとふっくらとして柔らかくいい香りがしました。
(写真4枚目 5枚目)
醤油麹に食塩水を混ぜて発酵タンクや木樽に仕込んだものを「もろみ」と言います。
一般的な「もろみ」の発酵期間は4か月ほどですが、福寿では1年以上自然発酵させ熟成した「もろみ」を作ります。
そうして熟成された「もろみ」は、時間をかけ搾り、加熱処理し、ろ過してお醤油になるのです。
今では、この大きな木樽を作る職人さんも少ないのだとか。
昔ながらの製法を受け継ぐ醸造所は、古き良き時代を感じさせてくれます。
(写真6枚目)
作業場には、もろみ作りに欠かせない食塩水の素になる鳴門塩業の塩が沢山積まれていました。
福寿では、創業当初から鳴門塩業の塩を使っています。
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